日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

Q&A こころの子育て ~誕生から思春期までの48 河合隼雄著

以前ちょっと紹介しましたが、

この本、とてもおススメです。

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育児書は立ち読み含め色々読んできた私ですが、

ようやくここにたどりついた感があります。

タイトルは「いかにも」って感じなのですが、内容が深い。

 

引用すると、例えば、

 

Q子どもをちゃんと育てていけるかしらといつも不安です。

Aどういう子育てがいいのか、ぼくにもようわかりません。

 子育てというものは、ほんとはオモロイことなんです。・・・(中略)

ところが、いま情報が多すぎて、「これは危ない」とか「ここが大事」とか

そういうのが多すぎるように思いますね。・・・(中略)

けれど、すべての子どもに共通の「よい方法」なんてないんですよ。

 

とか

 

Q思い通りにならないのは、育て方が悪いからですか?

A生きているんだから思い通りになるはずがないです。

現代は、親が子どもをコントロールできる、と思いすぎているんじゃないでしょうか?

思うようになることが増えすぎて、みんな錯覚を起こしているんですね。(略)

 

とか

 

Q悩み始めると迷ってばかり。さっぱり結論が出ません。

 A葛藤を抱え続けられるというのが「おとなの条件」です。

子育てを本気でやっていたら、いろいろ問題が起きてくるし悩んだり迷ったりすることはよくあると思います。だから悩みや迷いがあるのが問題なのではなくて、問題があるのにちゃんと悩んだり迷ったりしないことが問題なんです。(中略)

迷いを持ちこたえる力は大事です。ぼくはそれを「葛藤保持力」と言っているんです。

 

とか。

 

なんとなく本の雰囲気を分かって頂けたでしょうか?

他にも

Qイライラして叱ってばかりいます。どうしてでしょうか?

Q「ストレス信号」が出たときは、どうすればいいでしょう?

とかそういうQも有り、その答えも深く深く納得。

はっきりとした答えが書いてあるわけではないけど、

本質をはずしていないというか。

どの年代のお子さんがいる方にも参考になる本だと思います。

 

この方の本でおススメは「子どもと悪」

こちらもとても良かったです。

ちょっと引用 ↓

現代日本の親が子どもの教育に熱心なのはいいが、何とかして「よい子」をつくろうとし、そのためには「悪の排除」をすればよいと単純に考える誤りを犯している人が多すぎる。そのような子育ての犠牲者とでも呼びたい子どもたちに、われわれ臨床心理士はよく会っている。

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今日はおススメの本の紹介でした。

子育てって本当に難しいですね~。

自分自身の未熟さに突き当たったり、夫婦の問題に突き当たったり。

でも、悩みはつきものだと思えば、細かいことに悩んでばかりいないで

可愛い盛りの息子の子育てを楽しまなければと思う今日この頃です。

 

 

クリスマスプレゼント(5歳4カ月)

もうすぐ師走ですね~。

バタバタと毎日が過ぎて行きますね。

11月は七五三があったり、講演会なども参加したり、

近くの植物園のサポーターになり樹木調査してみたり、

今は「婦人会」と称して、ママ友5人でクリスマスに向けたリース作りや

フェルトでのオーナメント作りを企画中。

今度我が家に集まる予定です。

 

そして12月の一大イベントと言えば、やっぱりクリスマス~★

皆さんはお子さんへのプレゼントはもう決まりましたか?

我が家は息子がよどみなく希望を伝えてくれ、

調べてみると、息子でもなんとか使えそうだったので、

↓こちらにしました。

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私は正直言ってプログラミングはやりたい人がやればいいと思っているんです。

私の初めての職場はIT企業だったのでプログラムを組んでいましたが、

私の時代は大企業でも学部不問で採用するところも多くて、

1から勉強する人も結構いました(私もですが)。

本当に頭の良いマニアな人にはもちろん敵いませんが、私の印象だと、

「数学がわかれば大丈夫。」というもの。

論理的思考って数学じゃダメなの?と思ってしまうのですが、

どうなのでしょうね~。

でも、息子がずーっと前のテレビを覚えていて「欲しい!」と熱く言っているので、

こちらに決定。面白いのかな~?

 

で、これとは別に、先日本屋でサンプルのLaQをやると、

びっくりするほどハマっていたので、

「バイオリンの練習を頑張ったら「LaQ」をお父さんとお母さんからの

クリスマスプレゼントとしてあげよう。」

という、禁断の「おもちゃで釣る」で、こちらもあげる予定。

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クリスマスが終わったらどうしようかな~。

バイオリンは練習は10分だけとタイマーをかけて、

なんとか毎日練習を再開しました。

やめた方がいいのか続けた方がいいのか迷いましたが、

バイオリンの先生の「皆くる壁ですよ!お母さん、そんなに簡単にあきらめないで下さい~!!」という言葉を信じようと思っています。

それに息子曰く、「練習を始めてしまえば、嫌じゃない。」

遊びからの切り替えがなかなかうまく行かないらしいです。

登園拒否・・・今年は終息(5歳3カ月)②

そんなわけで、なんとなく私の気持ちが固まってきた10月。

その中で私にとって印象的な出来事をちょっと綴ります。

 

①先生の(ちょっときつめの)冗談に腹を立てる。

息子は先生に激怒し、降園後の園庭で3人座り込み、話し合い。

先生は謝ってくれるものの、その場では「もうずっと許さない!」と言い放つ。

家に帰って、

・先生もそんなにちびが嫌な気持ちになると思って言ったことではない。

・ちゃんと先生が謝ってくれたこと。

・いつも子供達の為に頑張ってくれていること。

・ちびも人から沢山許してもらって生活していること。

 許すということが一番難しいことであること。

などを話し、ようやく許してあげる気になったようで、

次の日、先生に「もういいよ。」と言いに行きました。

先生もちょっと反省していたようで、とても喜んでくれました。

 

②運動会の作戦会議

口が達者だし、理論的にものを考えるタイプなので、

割と意見を取り入れてもらえた模様。

「運動会で『○○(息子)、がんばれー!』って大きい声で応援するからね。」と

息子に言うと、

「名前はいらない。皆で頑張っているんだから、皆を応援して。」と言われて、

心の成長に驚きました。

 

③運動会のメダル

運動会の最後にもらえる金メダル。うちの子はこのメダルがとても誇らしい様子。

先生が「私のメダルがない」とクラスで言ったそうで、

家で折り紙を使った「カラフルメダル」なるものをせっせと作る息子。

次の日の朝、先生に渡すと先生がとっても喜んでくれて、「○ちゃんが作ってくれました。」と朝の会の間ずっとメダルをつけてくれたそうです。

 

④初のずる休み

運動会終了後の初日、

幼稚園に行きたくないというので、ずる休みして、総合公園で思いっきり遊びました。

お弁当を持って、電車で大きな公園に行って、思いっきり体を使って遊びましたよ。

「こんなことも出来るようになったんだー」と成長にびっくり。

ストレス発散になったかな? 

 

⑤ずる休み1週間後、再び行きたくないと泣き出す。

説得してもごねるばかり。

が、その日は、役員のちょっとした仕事があったので、ひとまず幼稚園に行かなくては!の日。

なので、「そんなに幼稚園に行きたくなければ行かなくていいけど、ママ、幼稚園でお仕事があるから、手伝って。その後帰ろう!」と言うと、

突如「やっぱり行く。」と言って、幼稚園に行きました。

 

それでですね、その後、一度も「幼稚園に行きたくない」と言わなくなりました。

先日面談があって、

色々お話をした後、⑤の話をすると、

「慣れてきた部分や色々とあると思うけど、お母さんがふっと力を抜いたのが

良かった気がします。今は○ちゃんは、お友達が遊びたい遊びをやっている時は一緒に遊ぶけど、違う遊びになると自分のやりたいことを優先するので一緒に遊びません。

でも、今はそれで良しということで、そっとしておきますね。

それに、お母さんが『さみしい』と言っているというのを聞くと不思議になるくらい、今は○ちゃん、楽しそうに園で過ごしていますよ。」

と言われ、

その後園長先生とお話をする機会があって、

「多分、お母さんが納得出来る幼稚園に行きたくない理由を言っていた部分もあると思いますよ。お母さんの中に『こうでなければ』という理想が強すぎるのではないかな?」というようなことを言われました。

そして、主任の先生には「○ちゃんは、慣れるのにたっぷり時間がかかるようねー!」

と言われ、やっぱりただ慣れるのに時間がかかっているだけだったのかと。

 

あー、育児って難しいです。

 

今は発表会の練習を張り切っているようで、

ホールの中ほどで先生が「ここまで聞こえるように、大きな声で~」と皆に言うと、

うちの息子が「そこで聞こえても後ろまで聞こえないかもしれないから、先生もっと後ろに行って~」なんて言っているそうです。

息子よ、頑張れ!

 

それから、今回はこの本にも助けられました。

いつか詳しく紹介しようと思いますが、いいです。

Q&Aといっても、Q&Aになっていません(著者の意図ですが)。

ものすごくヒントがたくさん詰まっているし、

今までのことを考えても納得出来ることばかり。

publications.asahi.com

よくよく考えると河合 隼雄さんって、そういえば大学の心理学の授業で著書が使われていたなと。有名な人なんですね。

友達が子供のチックで悩んでいて、この本を貸してあげたら、

河合 隼雄さんって、すごいね。他の本も読んでみる~。」と言ってました。

私もこの本を読んで、肩の力が抜けました。

実は育児に関しては、うちの場合、主人にも「もうちょっと頑張ってくれい」

と思う部分が多くて、主人にもちょっとだけ読んでもらいました。

この本は男性が書いているし、父性の重要性にも触れているので、

男の人にも読みやすいと思いますし、是非読んでもらいたい1冊です。

 

というわけで、今年はとりあえず、登園拒否は終息。

来年またクラス替えで発動すると思われます。。。。

 

それにしても、母が頼りない分、幼稚園の先生、めばえの先生、ヴァイオリンの先生と、なんだか先生陣に恵まれている私。

お母さん5年生。引き続き頑張ります!!