日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

ヘルプ ~こころがつなぐストーリー~

今日は東京は秋晴れです。
今年初の秋の青空かも知れません。気持ちいい!!
秋の花も咲いてますね。


先日「王様のブランチ」で紹介されていた「ヘルプ ~こころがつなぐストーリー~」を
レンタルDVDで鑑賞しました。とても面白かったので、ご紹介。


ストーリーは公式サイトより↓
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1960年代のアメリカ南部。大学から故郷に戻った作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は、“ヘルプ”と呼ばれる黒人メイドを差別する白人上流社会に疑問を抱き、メイドのエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に取材を申し込む。初めは頑なに断るが、親友のメイド、ミニー(オクタヴィア・スペンサー)を巡るある事件をきっかけに、重い口を開きはじめるエイビリーン。社会からの報復を恐れながらもスキーターの執筆に協力する彼女たちの“心の声”は、やがて一冊の本となり世の中に驚くべき変革をもたらすことに―。
NYタイムズ紙書籍ランキングNo.1のベストセラー小説を、実力派女優たちが見事なアンサンブルで織り成し、アカデミー賞(R)助演女優賞をはじめ、全米の映画賞を席捲した感動の物語。
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とこんな感じのストーリーです。
テーマはとても重たいものですが、
スキータ―がとってもイキが良く、また、女優さん達がとても個性的。
暗い部分とユーモアがちょうど良いバランスでまじりあっていて、
2時間半くらいの結構長い映画でしたが、
吸い込まれるように見入ってしまいました。

黒人差別はなんとなく知識として知っていましたが、
私が初めて意識したのは、フランス旅行に行った時なんですよね。
私もちょっと嫌な思いをしてしまいました。
で、その時以来、フランスの街を注意深く見渡すと、
トイレ掃除だったり汚れ仕事は、圧倒的に黒人の方が多いのですよね。
しかも、自分がそれを体験するまで「黒人の方がトイレ掃除に多い」ことを普通の事のように
とらえていた私。
要は差別ってそういうことなんだと思います。
でも、自分が人種差別に遭遇した時、相当のショックを受けてしまった。
びっくりするくらい。だって、落ち度がないんですもん。
オバマさんの自伝を読んでいたら、
初めて「人種差別を知った時」に世の中の色々な事に納得し、
大地が揺らぐような相当なショックを受けたと書いてありました。

この作品、メイド役のヴァイオラ・デイヴィスが主演女優賞にノミネートされましたが、
黒人映画評論家等の一部の人達からは、
風と共に去りぬ』からもう70年以上も経って、
未だに黒人俳優は同様の「黒人メイド役」で、ノミネートや賞を貰うのか?
あの当時から今まで、そんなに進化してないのでは?
という不満的な批判が出ているそうです。
それに対して
「あなたを含む多くの黒人自身や黒人コミュニティが抱いている、そういう考え方や偏見が、
(俳優を含む)黒人アーティストを絶対的に駄目にしているんだ」
ヴァイオラ・デイヴィスが反論したそうです。

今は人種差別はその頃よりずっと軽くなっているのでしょうけど、
なかなか完全になくなることはない根深いねぶか~い問題ですよね。

そんなわけで、良かったら観てみて下さいませ。

ところで、自民党の新総裁は安部さんになったんですね。
おいおいおい。石原さんよりはましかなとは思うけど、・・・。
やっぱり自民党も相変わらず自民党なんだなと思ってしまう結果ですね。

ううむ。