日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

大井川鉄道 SLに乗ったよ~(4歳9カ月)

 

ゴールデンウィークもあと少し!

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

我が家のGWのイベントの目玉は何と言っても、

大井川鉄道 SLの旅!!です。

仲良しの友達がいるとトーマスも好きなふりをしていますが(多少は好きだとは思うけど)、

うちの子はやっぱり実際にある鉄道が好き。

なので、この時期トーマスは走っていませんが、まったく問題なしです。

これから初めて大井川鉄道へ行く方の為に、

我が家の旅をちょっとご紹介。

細かい旅程を考えていなかったので右往左往した感はありますが、

でもなかなか楽しかったよー、また行きたいよーという感じの内容でございます。

f:id:kabosuchan:20180504213610j:plain

①我が家の旅行概要

★日程:4/30~5/1 1泊2日

★ホテル:寸又峡温泉 翠紅苑

★旅程:

 1日目・・・

    地元の駅~金谷駅まで…東海道線・新幹線で2時間30分程度の移動。

    大井川鉄道 金谷11:04発~新金谷11:09着

    大井川鉄道 SL 新金谷11:52発~千頭13:09着

    バス 千頭15:10発~寸又峡温泉15:50着          

 2日目・・・

    バス 寸又峡温泉10:05発~奥泉駅前10:35着

    アプトライン 奥泉10:49発~長島ダム11:09着

    バス 長島ダム12:01発~千頭12:20着

    アプトライン 千頭12:28発~川根両国12:33着

    徒歩(散策) 川根両国~千頭(14:00くらいに到着)

    大井川鉄道 SL 千頭14:53発~新金谷16:09着

    大井川鉄道 新金谷16:19発~金谷16:24着

    金谷~地元駅まで…東海道線・新幹線を使って19時頃到着。  

 ★交通費(地元駅~金谷駅までは除く)

 大人(1人分) 大井川周遊切符 4400円

       特急券800×2(往復)

 子供    乗車券(新金谷~千頭) 860円

       特急券 400円

 

②旅行計画を立てる上での注意点

・お金をちゃんとおろしておく(当たり前ですけど)。

 金谷から先はATMが駅の近くにありません(私が降りた駅では)。

 コンビニは新金谷には少し歩けばありましたが。

 そしてカードが使える場所が少ないです。

 「あとでおろせばいいや」と思っていると案外慌てなくてはいけません!

・電車・SL・アプトライン・バス、全て本数が少ない!

 なので周遊券を買ってあちこちに行こうと思っている方は、

 前もって時刻表をにらめっこすることをお勧めします。

 間違うと1時間待ちなんてこともありうる!!

時刻表 | 大井川鐵道【公式】

・SLはエアコンがありません!

 窓は開き気持ちの良い風は入りますが、夏場は覚悟を!!

・SLの客車、色々あります!!

 私がいいなと思ったのは木調の客車。

 どれも昔の客車をそのまま利用しているので昭和の香りがするのですが、

 木調の客車はテンションあがりました!

 なので、私と同じような感覚の方は、予約時に問い合わせてみるとよいと思います。

 同じSLの中でも車両により違ってました。 

 ちなみに我が家は行きが木調の客車だったのですが、

 旦那さんは全然気が付いていませんでした。

・夢の吊り橋は一方通行です。

 大人だったら問題ありませんが、夢の吊り橋を含む散策路、

 大人の足で入口から戻ってくるまで1時間30分かかるそうです。

 小さな子供さんを連れている場合、

 ご飯の時間や体力的に持つかどうか検討が必要かなと思います。

 ちなみに素敵な吊り橋は近くにたくさんあるので、

 無理して夢の吊り橋まで行く必要はないかもしれません。

・アプトラインが恐ろしくゆっくりです。

 時刻表を見れば分かるかも知れませんが、

 バスで20分で着くところを50分くらいかけて進みます。

 なので、アプトライン、魅力的ですが、小さいお子さんがいる方は

 アプトラインに乗りつつ、バスをうまく使った方がいいと思います。

・お弁当やおにぎりが売ってない!!!

 外でお弁当を食べようかなーと思っている方、

 千頭にしか売っておりません。

 寸又峡温泉でありとあらゆるお店に尋ね歩きましたが、

 傷むかも知れないからという理由で持ち帰りの商品は置いていないそうです。

 「千頭に行かないとないと思います~。もしかすると接阻峡温泉にはあるかな~??」とのこと。

 ホテルの方に尋ねると、前日までに依頼すれば、

 おにぎりを作ってくださるとのことでした。

 我が家はしょうがないので、唯一ご飯になりそうなバームクーヘンを発見し、

 それを食べたり、

 柏餅のようなアプト餅なるものを食べたりしてなんとかしのぎましたが、

 お子さんと行く方はお昼ご飯のこともよく考えておいた方が良いです。

 

③旅の思い出 あれこれ

✿なにはともあれSL!!

駅員さんに切符を切ってもらい(懐かしい!!)、SLに駆け寄る~!!

真黒なボディがあげる蒸気の音に胸を躍らせ、昭和の香りがする座席で

お弁当を開ければ、いざ出発です!

大井川の緩やかな、それでいて清々しい流れ、静岡ならではのお茶畑の景色が続く中、

窓から入る気持ちの良い風。

時折窓から入ってくる煙(減煙の石炭を使用)を楽しみつつ、

車掌さんの観光案内やハーモニカに心躍らせ?、

SLが通ると観光客や地元の方が手を振ってくださるので、振り返す、振り返す・・・。

なんだがほっこりとした気持ちになってきます。

70分の乗車時間もなんのその。あっという間に過ぎていきます。

うちの子もずっと車窓に目をこらし、たまに手を振って、

カーブがあればおそるおそる窓から顔を少しのぞかせ、SLが走る姿を眺めます。

 

f:id:kabosuchan:20180502232849j:plain

↑やっぱり大きい!

 

f:id:kabosuchan:20180504232512j:plain

 ↑客車。レトロで雰囲気ありました。

 到着したら、列車の扉の鍵はお客さんが明けるんです!

 ひっかけるだけの鍵なので、汽車がしっかり停まるのを確認してから開けるんです。

 それだけでも4歳児と一緒だと楽しめます。

f:id:kabosuchan:20180506041912j:plain

 ↑千頭にて運転席に座らせてもらいました。

 思った以上に熱い!!

 窯の中までみせてもらいましたよーーー!!!

 

f:id:kabosuchan:20180502233159j:plain

↑転車台へ向かう機関車

ポイントなど全て手動!そんな時代もあったのね!

 

尚、ゴールデンウィークでしたが、トーマスは走っておりませんので、

そこそこすいていました。

SLは当日券でも買えそうでしたよ。

混んでいないので、

大人2人&子供1人で一つのボックス席を割り当ててくれているようでした。

普通のSLを楽しみたい方は、ゴールデンウィーク、気候的にも狙い目だと思います。

 

 ✿美肌の湯~

温泉、我が家は息子が若干お肌が弱いので、箱根なんかは強すぎる。

後でものすごく痒くなってしまう。

私にはすごく効くんですけど!!肩こり治ったり。

最近温泉に効能を感じ始め、嬉しいような悲しいような。

でも寸又峡の温泉は美肌の湯というだけあってお肌に優しかったです。

お肌はつるつるですが、息子も荒れることなく大丈夫でした。

 息子は初めて"男の湯"デビュー!!

 

✿アプトライン

アプトいちしろ駅から長島ダム駅まではラックレールという特殊なレールを使って、

急こう配を登ります。

アプトいちしろ駅で歯車のついた車両(ラックレールと噛み合うようになっている)を

連結するので、鉄分多めの息子は食いついていましたよ。

f:id:kabosuchan:20180502234727j:plain

この区間だけが本当のアプト式鉄道とのことです。

奥泉駅から我が家は長島ダム駅で降りてダム見学してバスで千頭へ帰りましたが、

この先にとても有名な奥大井湖上駅があるそうな。

鉄橋を歩いて渡れるそうな。

知らなかった。

次こそ行きたいと思っております。

 

 ✿吊り橋と散策

バスで一度千頭に戻り、再びアプトラインに1駅だけ乗車。川根両国へ。

f:id:kabosuchan:20180506064128j:plain

↑アプトラインにはこんな車両もあります。予約せずとも空いていれば座れます。

 早速みつけて駆け寄るチビ。

f:id:kabosuchan:20180503000127j:plain

吊り橋~!!4歳男子には怖くなかったようです。

あらフォー母は足がすくみました。

f:id:kabosuchan:20180503000315j:plain

川遊び~!!

散策を1時間半ほどゆるゆるとして、帰りのSLに乗りました。

清々しい空気の中、山に沿ってアプトラインが走っているのが見えたり、

駅で待機中のSLの汽笛の音が聞こえたり。

なんて気持ちがいいんだ!!!

4歳児には程よい距離で楽しめましたよ~。

 

④さいごに

f:id:kabosuchan:20180506071637j:plain

帰りのSLからじっくりとSLからの車窓を楽しむチビ。

帰りはあきるかなと思いましたが、チビも私もSLを堪能し、

まだ乗っていたいな~と思いつつ、

「また来ようね」と誓い合ったのでした。

ちなみに家に帰っても、

車内限定発売の機関車の汽笛が鳴る目覚まし時計で、

毎朝大井川鉄道の余韻を引きずりつつ起きています。