ではでは、引き続き引っ越してから!!
つらつらと書いていきます。長くなると思います。
引っ越してからのチビの変化
時系列に追っていきます。
☆4月・・・引っ越し
この頃はまだ元気でした。
初めて会ったお友達にも今まで通り接していました。
近くの公園でチビが「一緒にあそぼう」などお友達に話しかけたので、びっくり。
芦屋では言ったことなかったのですごく驚きました。
私が「お友達ができたらいいね」とよく言っていたので、頑張っていたんですね・・・。
その他に「とうきょうはおうちがおおいね」「とうきょうの川はきたないね」と特にに大人が吹き込んだわけではないのにつぶやいたのを聞いてちょっとびっくりしました。
☆5月・・・週一回のサークルと一時保育を利用し始める
チビが家の前の公園以外行きたがらなくなった時期です。
そして、優しいお年寄りや年の近いお友達に対してすごく警戒心をあらわにしておりました。
3児の母の友人に相談すると、「慣れない場所だから、恐がっているのでは?」
と言われハッとしました。
その他に公園で一緒になったお母さんにこのことを伝えると、
「うちも上の子が3歳の時に引っ越しをしていて、確か最初の2,3カ月の間、ずっとどもっていたよ~」と教えてくれました。
保育園は、芦屋でも一時保育を週に2回通っていたので慣れていたのか、
割とサクッと保育園ライフを送っておりました。
サークルは、やめておけばよかったです。本当に。
もともと同じ体操教室に通っている方が多くて、私自身がなかなかなじめず。
☆6月・7月・・・1度爆発!でもそれ以降は・・・
6月初旬に「芦屋のたくさんのお友達と遊びたいよ~!」「東京きらい!」と突然大号泣。思いのたけを吐き出したという雰囲気が溢れていて、私も泣きそうになりました。
「ママもゆっくりお友達作るから、一緒に作ろう。」というようなことを言ったのを覚えています。
ちなみにこの時はまだ芦屋のお友達の事は鮮明に覚えていました。
一番の仲良しの子が1度飲んでいたジュースをお店で見て「○ちゃんが飲んでたね~」と言っていたのを覚えています。
がそれ以降、6月中旬には外に出るのを嫌がらなくなり、
挨拶も積極的にするようになり、
お友達にもなんとか遊ぼうと頑張って話しかけたりしておりました。
この頃から芦屋の事をすっと言わなくなくなった気がしています。
そして私も公園で初めてのママ友を。
これでちょっと一安心かとおもいきや、このママ友の子供がチビが話しかけても逃げ回わる、逃げ回る(しょうがないのはわかってますけどね)。
夏休みに入ると小学校2年生のお姉ちゃん登場。
チビが手を繋ぎたがるのにこちらもまた嫌がる嫌がる(しょうがないですけど、タイミングがね)。
で、他のお友達に話しかけても「あっち行って」とかまあ嫌がられ、
なかなか相手にされず。私の方がめげそうになっていましたが、
チビは初対面の子に何度も「遊ぼう」と話しかけて頑張っていました。
私はもうお友達の事はあまり言わないようにしていたのですが、なんだか無言の圧力をかけていたのでしょうか。
この状況が7月末まで続きます。
☆8月・・・帰省のついでに芦屋に寄る。
久々に懐かしいお友達と遊ばせようと思い、帰省のついでに芦屋に寄りました。
が、なーんとほぼ全て忘れていました。住んでいた家まで全て。
覚えていたのは、お友達と別れる分岐点のみ。「○ちゃん(友達)のお家はこっち」
切ない。
そして、福岡に帰省。じじばばに思う存分可愛がられ、帰りの飛行機で
「東京に帰りたくない。福岡のおうちに帰る。」と何度も言っていました。
でも、帰省前は気丈だったちびだから、戻れば大丈夫かなと思っていました。
が、そうは甘くなかった・・・。
☆9月以降・・・再び全く外に出なくなってしまいました・・・
そして、同じ年くらいの子を見たら、避けて通るように。
チビにとって芦屋に比べると何一ついいところがなくて、
情けないことになんと励ませばいいのかよくわからず。
なんだかすっかり変わってしまったその様子を見て、「引っ越しだ~!」となり、今に至ります。
が、引っ越し先を色々探すうちに次第に好きなものを見つけて
段々元気になってきました。
相変わらず子供は避けていましたけど、
幼稚園に行くとそこも変わったのかもしれません。
引っ越しに後悔はありませんが、いつまでも子供が慣れないかというと
そんなことはないのだと思います。
子供は本当に新しい環境に慣れるのが早いのか?
私が思うに環境に恵まれれば純粋な分、大人より早いと思います。
でも、葛藤がないのかというとそんなことはないです。
で、興味深いのは、岡田尊司著「愛着障害」という本に書かれていること。
私なりにまとめると、
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愛着の形成というのは特定の誰かとの安定した関係を不動のものとすることで、
この臨界期は生後6カ月~1歳半くらいまで。
その間に母親が変わったりすると対人関係や社会性の発達に影響が及ぶということが分かっている。
もし、愛着を形成された母親と乳幼児期に死別などで別れてしまった場合、
①母親が自分の求めに答えてくれないことに悲しみと怒りを爆発させる、現実を受け入れられない「抵抗」の段階
②意気消沈して無気力な状態になる「絶望」の段階
③数か月が過ぎてその時期を乗り越えると母親の記憶は封印され、何事もなかったかのように生活するようになる「脱愛着」の段階。
生存していくために「脱愛着」を起こすことで愛着対象を失った痛みから逃れるしかないという究極の選択を行う。
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チビは私と死別したわけではないので、そこまでのダメージがあったとは思いませんが、環境への愛着はあったと思います。なので、チビが「芦屋で遊びたい!」と1度爆発した時からスーッと記憶がなくなったので、その辺りで多分「元の場所へ戻ることはできない」と環境への「脱愛着」をしたのではないかと思うのです。。
ちなみに芦屋のお友達で一人だけチビを忘れてしまった子がいます。
その子は途中保育園が変わって初めは「楽しくないから行きたくない」と言って、
お母さんは心配したそうです(他にも保育園を変わった子はいた)。
それを聞いた時、その子の中でも小さな過去への決別が行われたのかなと
なんとなく納得してしまった私です。
では、どうすればよかったか?
今思えば、お友達などのことは気にせず、じっくりその土地に慣れるのを待つべきでした。
焦ってサークル等に入りましたが、そんな必要はなかったと思います。
そして、あの時期に芦屋に寄ってしまったことが良かったのか?
疑問が残ります。
要は子供にとって、その引っ越し先がアウェイでなくなるまで、日常を積み重ねることが大切だなあと思いました。
家の周りの様子が分かる様、散歩や公園、支援センターをたくさん利用して、ちょっとずつそこに根を下ろすこと。
0歳から3歳まで別の場所で日常を積み重ねてきたのですから、
子供がその環境に慣れるのを焦らず、
そこそこ時間がかかると思った方がよいと思います。
急いで書いたので、まとまりきれてませんが、なんとなく意味はわかると思うので、
これでおしまい。
変なところはちょこちょこ修正していきます。