そんなわけで、なんとなく私の気持ちが固まってきた10月。
その中で私にとって印象的な出来事をちょっと綴ります。
①先生の(ちょっときつめの)冗談に腹を立てる。
息子は先生に激怒し、降園後の園庭で3人座り込み、話し合い。
先生は謝ってくれるものの、その場では「もうずっと許さない!」と言い放つ。
家に帰って、
・先生もそんなにちびが嫌な気持ちになると思って言ったことではない。
・ちゃんと先生が謝ってくれたこと。
・いつも子供達の為に頑張ってくれていること。
・ちびも人から沢山許してもらって生活していること。
許すということが一番難しいことであること。
などを話し、ようやく許してあげる気になったようで、
次の日、先生に「もういいよ。」と言いに行きました。
先生もちょっと反省していたようで、とても喜んでくれました。
②運動会の作戦会議
口が達者だし、理論的にものを考えるタイプなので、
割と意見を取り入れてもらえた模様。
「運動会で『○○(息子)、がんばれー!』って大きい声で応援するからね。」と
息子に言うと、
「名前はいらない。皆で頑張っているんだから、皆を応援して。」と言われて、
心の成長に驚きました。
③運動会のメダル
運動会の最後にもらえる金メダル。うちの子はこのメダルがとても誇らしい様子。
先生が「私のメダルがない」とクラスで言ったそうで、
家で折り紙を使った「カラフルメダル」なるものをせっせと作る息子。
次の日の朝、先生に渡すと先生がとっても喜んでくれて、「○ちゃんが作ってくれました。」と朝の会の間ずっとメダルをつけてくれたそうです。
④初のずる休み
運動会終了後の初日、
幼稚園に行きたくないというので、ずる休みして、総合公園で思いっきり遊びました。
お弁当を持って、電車で大きな公園に行って、思いっきり体を使って遊びましたよ。
「こんなことも出来るようになったんだー」と成長にびっくり。
ストレス発散になったかな?
⑤ずる休み1週間後、再び行きたくないと泣き出す。
説得してもごねるばかり。
が、その日は、役員のちょっとした仕事があったので、ひとまず幼稚園に行かなくては!の日。
なので、「そんなに幼稚園に行きたくなければ行かなくていいけど、ママ、幼稚園でお仕事があるから、手伝って。その後帰ろう!」と言うと、
突如「やっぱり行く。」と言って、幼稚園に行きました。
それでですね、その後、一度も「幼稚園に行きたくない」と言わなくなりました。
先日面談があって、
色々お話をした後、⑤の話をすると、
「慣れてきた部分や色々とあると思うけど、お母さんがふっと力を抜いたのが
良かった気がします。今は○ちゃんは、お友達が遊びたい遊びをやっている時は一緒に遊ぶけど、違う遊びになると自分のやりたいことを優先するので一緒に遊びません。
でも、今はそれで良しということで、そっとしておきますね。
それに、お母さんが『さみしい』と言っているというのを聞くと不思議になるくらい、今は○ちゃん、楽しそうに園で過ごしていますよ。」
と言われ、
その後園長先生とお話をする機会があって、
「多分、お母さんが納得出来る幼稚園に行きたくない理由を言っていた部分もあると思いますよ。お母さんの中に『こうでなければ』という理想が強すぎるのではないかな?」というようなことを言われました。
そして、主任の先生には「○ちゃんは、慣れるのにたっぷり時間がかかるようねー!」
と言われ、やっぱりただ慣れるのに時間がかかっているだけだったのかと。
あー、育児って難しいです。
今は発表会の練習を張り切っているようで、
ホールの中ほどで先生が「ここまで聞こえるように、大きな声で~」と皆に言うと、
うちの息子が「そこで聞こえても後ろまで聞こえないかもしれないから、先生もっと後ろに行って~」なんて言っているそうです。
息子よ、頑張れ!
それから、今回はこの本にも助けられました。
いつか詳しく紹介しようと思いますが、いいです。
Q&Aといっても、Q&Aになっていません(著者の意図ですが)。
ものすごくヒントがたくさん詰まっているし、
今までのことを考えても納得出来ることばかり。
よくよく考えると河合 隼雄さんって、そういえば大学の心理学の授業で著書が使われていたなと。有名な人なんですね。
友達が子供のチックで悩んでいて、この本を貸してあげたら、
「河合 隼雄さんって、すごいね。他の本も読んでみる~。」と言ってました。
私もこの本を読んで、肩の力が抜けました。
実は育児に関しては、うちの場合、主人にも「もうちょっと頑張ってくれい」
と思う部分が多くて、主人にもちょっとだけ読んでもらいました。
この本は男性が書いているし、父性の重要性にも触れているので、
男の人にも読みやすいと思いますし、是非読んでもらいたい1冊です。
というわけで、今年はとりあえず、登園拒否は終息。
来年またクラス替えで発動すると思われます。。。。
それにしても、母が頼りない分、幼稚園の先生、めばえの先生、ヴァイオリンの先生と、なんだか先生陣に恵まれている私。
お母さん5年生。引き続き頑張ります!!