以前ちょっと紹介しましたが、
この本、とてもおススメです。
育児書は立ち読み含め色々読んできた私ですが、
ようやくここにたどりついた感があります。
タイトルは「いかにも」って感じなのですが、内容が深い。
引用すると、例えば、
Q子どもをちゃんと育てていけるかしらといつも不安です。
Aどういう子育てがいいのか、ぼくにもようわかりません。
子育てというものは、ほんとはオモロイことなんです。・・・(中略)
ところが、いま情報が多すぎて、「これは危ない」とか「ここが大事」とか
そういうのが多すぎるように思いますね。・・・(中略)
けれど、すべての子どもに共通の「よい方法」なんてないんですよ。
とか
Q思い通りにならないのは、育て方が悪いからですか?
A生きているんだから思い通りになるはずがないです。
現代は、親が子どもをコントロールできる、と思いすぎているんじゃないでしょうか?
思うようになることが増えすぎて、みんな錯覚を起こしているんですね。(略)
とか
Q悩み始めると迷ってばかり。さっぱり結論が出ません。
A葛藤を抱え続けられるというのが「おとなの条件」です。
子育てを本気でやっていたら、いろいろ問題が起きてくるし悩んだり迷ったりすることはよくあると思います。だから悩みや迷いがあるのが問題なのではなくて、問題があるのにちゃんと悩んだり迷ったりしないことが問題なんです。(中略)
迷いを持ちこたえる力は大事です。ぼくはそれを「葛藤保持力」と言っているんです。
とか。
なんとなく本の雰囲気を分かって頂けたでしょうか?
他にも
Qイライラして叱ってばかりいます。どうしてでしょうか?
Q「ストレス信号」が出たときは、どうすればいいでしょう?
とかそういうQも有り、その答えも深く深く納得。
はっきりとした答えが書いてあるわけではないけど、
本質をはずしていないというか。
どの年代のお子さんがいる方にも参考になる本だと思います。
この方の本でおススメは「子どもと悪」
こちらもとても良かったです。
ちょっと引用 ↓
現代日本の親が子どもの教育に熱心なのはいいが、何とかして「よい子」をつくろうとし、そのためには「悪の排除」をすればよいと単純に考える誤りを犯している人が多すぎる。そのような子育ての犠牲者とでも呼びたい子どもたちに、われわれ臨床心理士はよく会っている。
今日はおススメの本の紹介でした。
子育てって本当に難しいですね~。
自分自身の未熟さに突き当たったり、夫婦の問題に突き当たったり。
でも、悩みはつきものだと思えば、細かいことに悩んでばかりいないで
可愛い盛りの息子の子育てを楽しまなければと思う今日この頃です。