Z会の国語の添削問題は、いつも「担当の先生へ〇〇について教えてあげよう」
みたいなお手紙からスタートします。
9月は「あなたの宝物について先生に教えてね」というようなお題。
ちなみにこの「宝物」について記述する練習はテキストでもやっているのですが、
その時は機械工作キットを書いていたのです。
なので、またそれかな~と思っていたら、
「〇〇ちゃんの宝物はママだよ」とまっすぐな瞳で告白されてしまいました。
いつも「大好き~」と言い合っているので、言われ慣れているのですが、
”宝物”ってすごく大切にされてるって感じ(笑)
「大好き」っていうのとはちょっとニュアンスが違って、なんだか改めて嬉しかったです。
こんなことを言ってくれるのも、きっとあと少し・・・・!!!
最近噛み締めてしまいますね。
でもママの「どこが好き」なのかはわからないそうなので、
添削問題は機械工作ということにしていましたけど。
話は変わりますが、
最近あれは一途な愛だったなーとよく思い出すことがあって、
忘れたくないので、ここに残しておきます。
ちょっと前のことで、息子は年長さん。
当時は毎日の事に忙しくて、余裕がなかったのかな~。
もっと喜んであげればよかったとなんだか後悔していたり。
それは、幼稚園でのお餅つきの日のこと。
後日、お手伝いをしていたママ友が「〇ちゃん、優しいね~。感動しちゃった~。」と教えてくれました。
その日クラスの皆でお餅つきをして、
つきたてのお餅を園庭でレジャーシートを広げて食べていました。
で、とっても美味しかったのでしょうね。
お手伝いに出ていたママ友に(といっても息子にとっては知らないお母さん)、
「これすごく美味しいから、ママに持って帰ってあげてもいい??」
と聞いてきたそうです。
それで食べかけのお餅をアルミのお弁当箱に少し残して持って帰ってくれたのです。
私もその日は別の用事で園で仕事をしていて、先生方からおすそ分けしてもらったので、実は出来立てを食べておりました。
子供が帰ってきて、「ママ、お餅美味しかったよ。ママに残してきたよ~。」と言ったので、「実はママも幼稚園で食べさせてもらったよー」と言ってしまったのです。
「食べたの??」という感じの話をしたところまではなんとなく覚えているのですが、実際、私はアルミの中の多分硬くなったお餅を食べたのか否か。
なんとなくアルミの弁当箱に引っ付いたお餅の印象が頭の片隅に残っているようないないような。
お、覚えていません。
その後、ママ友にその話を聞いたのですが、
なんでもっと子供の「ママにも食べさせてあげたい」という気持ちを汲んで
喜んであげなかったのかと悔やまれるばかり。
小さい子が「美味しい」と思った食べ物を途中で辞めてママにあげようとするなんて、
記憶の片隅に残っているお弁当箱の決して綺麗な感じではないお餅は
なんと愛に溢れていることか。
お天気の良い園庭で、「ママ喜んでくれるかな~」とアルミのお弁当箱にお餅を残してくれている一途な小さい我が子の様子を思いうかべると、有難くて涙が出てきます。
忙しいと子供の方を向かずに「わかったわかった」なんて言ってしまいがちですが、
たまに子供が自分を見ている瞳をみると
なんとキラキラとしていることでしょう。
本当にきっとこんなに一途に一生懸命色々なことを伝えてくれるのも
もう少しの間なんだろうな。
しっかり子供の方を見て話しをしたいと改めて思った私でした。