日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

ヒマな時間は大切なんだと思う

我が家は月、水、金or土のみゲーム&Youtubeを1時間半までOKにしています。

今うちの子が一番はまっているのは、ゲームの「マインクラフト」
始めた頃は目が血走って、顔が真っ赤になって、
物凄く興奮している様子でした(母、恐ろしかったです。)
最近は少し落ち着いて、顔が真っ赤になるのはおさまりました。
今は専らコマンドブロック作りに専念している模様。
コマンドブロックとは
スイッチを入れると予め入力しておいたコマンドを実行することができるブロックらしく、
プログラミング的なことが出来るブロックなのだろうと思っています。
モノづくり、特に動くおもちゃが好きな息子なので(精密な建築などには全く興味がありません)、
このコマンドブロック作りが楽しいというのも、うなずける。

で、とにかくはまっているのですが、
ゲームが出来ない日は、ヒマだヒマだと言ってきてうるさいです。
なので、言われるたびに「ヒマは自分で埋めてくれい。」と言い放っておりました。
すると最近は母に訴えても無駄だなと思ったのでしょう。
ちょっと考えて「白い紙をくれ」という息子。
なんでも「コマンドブロックアイデア集」と作るそうな。

息子曰く色々な本を参考にしているけれど「オリジナル」なんだとか。
試したいけど時間が足りなくて試せていないものを書いているようです。

余談ですが、白い紙がちょうど切れていたので、
息子に渡した紙の裏は春休みに総復習したちびむすドリルの漢字たち(笑)

テストを見ていると、同じような漢字ばかり間違えていたので、
ゲームという餌をぶら下げて、春休みに結構ガッツリ復習しました。


で、話を戻すと、
この連休中、母にヒマだと言っても無駄だということをしり、
久しぶりにレゴでゼロ戦をモデルにプロペラ機を作り出しました。
すると、すっかりレゴに夢中になり、ひたすら色々作っていました。
で、作った飛行機で遊んでいると、飛行機熱がまた再燃してきたようで、
久しぶりに飛行機のラジコンを飛ばしに行きたがったり。
ゲームもやりなれて、ちょっと他の遊びをする隙間が出来てきたのかも。
そうそう、ボードゲームカタンも久々に燃えました。

最近、養老孟司の「子どもが心配」という座談会形式の本で読みましたが、
やはり実体験が大切だということが書かれていました。
特に頭が柔らかい時期は自然から学ぶことが大切だそう。
私にとって印象的だった箇所を抜き出してみると、

「実体験の具体的な例でお話しますと、例えば、家庭のテレビがあります。
色をつくりだすのに、赤・緑・青の色の三原色を基本にしています。
(略)
一方、自然の世界はまったく違います。
なだらかだったり尖っていたりする複雑なスペクトルが重なりあって最終的な色が現れてきています。
脳のなかの色覚受容体の個人差によっても見えているものは異なります。
音だって同じです。ピアノの音は素敵ですが、周波数スペクトルを計測すると基本は音叉の響きに近い正弦波です。
自然の音、たとえば雨だれや風や葉ずれの音、そしてせせらぎや波の音は、とても豊かな広い周波数を持っています。
幼いときに、自然と触れ合うことによって、豊かな幅広い感覚系が育まれるのです。」

「バーチャル体験と決定的に違うのは、
意識下にまで多くの"生の情報"が入り脳神経を活性化させることです。
実体験では脳は、意識するまでもなく五感を総動員して無数の情報を取り込んでいきます。
一方バーチャル体験だと、どうしても得られる情報が限られます。
つくられた世界は、人間の脳を一度通した抽象化されたものだからです」。

これ、感覚としてよく分かりますよね。
私は実物を見た時に目が覚めた様な感覚になります。

ヒマな時間って「面白い事を探す時間」でもあると思います。
あれだけゲームに夢中なのだから、やらせてあげた方がいいのでは?
と私もぐらぐら悩む気持ちももちろんあります。
特に今はまっているのはプログラミング的なことだったしりしますしね。
でも、やっぱり、自分の感覚を信じて、
今のところはヒマな時間を全てゲームで埋めてしまうのではなく、
ゲームで遊びつつも、他の楽しい事を探してみて欲しいなと思います。

ゴールデンウィークは初めての野球の合宿!!!
息子は主人に任せて、私は羽を伸ばすのだー。
今からわくわくしております♡うふふ。