日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

バイオリンの発表会

バイオリンの発表会、無事終了しました。
ホッとした~。

でも、息子、いつになく緊張しておりました。
リハーサルの時の方が、息子らしく弾けてたな~と少し残念でした。

今思えば、出る時に「落ち着いてね」と声をかけたのが、
失敗だったなと母的には感じています。
最近早弾きを早く弾きすぎて、失速することがあったので、
そう声をかけたのですが、息子、そこを意識しすぎた様子。
出だしはいい感じだったのですが、
早弾きで「ゆっくりゆっくり」と言い聞かせた様で、
いつものスピードに乗り切れず、最後まではまり切らなくなったように感じました。

でも、緊張しても、途中苦しくなりかけても、止まらずになんとか弾き切った!!!
それは、やっぱり練習の成果ですよね。
頑張りましたよ。

笑ったのは、名前が呼ばれたら、
伸脚・伸びを始めたこと。
息子曰く「椅子にずっと座っていたら疲れちゃったから。」
緊張している人の行動とは思えません。
面白いな、息子よ(笑)

にしても、緊張するって貴重な体験ですよね。
小さい頃は全く緊張せず、
去年は弾き始めたら緊張が解けたそうで、
今年はかなりガチガチ。
昔、「ドキドキしないの?」と聞くと、
「練習の通りにすればいいから。」と言っていたのですが、
やっぱり曲も難しくなったし、「間違えずに弾きたい」と思えば、
緊張もするんでしょうね。
心も成長したんだなーと思います。

息子の通っているバイオリン教室は、
発表会の後に、一言ずつ親子で挨拶するのですが、
お兄さん、お姉さんも、
緊張でいつもの通りに弾けず悔しがっている声がちらほら。
でも、大学生のとても上手なお姉さんは
「何度も発表会を経験してきたけれど、やっぱり、本番は緊張します。
でも、最近は完璧は目指さず、一年に1度の舞台を楽しもうと思って弾いています。」
とおっしゃっていました。
といっても、ものすごーーーく上手でしたが、その境地に辿り着くまでに、
やっぱり時間は必要なんだろうなと思いました。

今回の発表会はいつもの会場がとれなかったそうで、
一軒家のホールを利用した、
なかなかアットホームなものでした。
休憩時間は歳の近いお友達と仲良く盛り上がっていて、
それをみているだけで、なんだか幸せな気持ちになりました。
皆、可愛い♡

素敵な音楽と楽しそうな笑顔と、
温かい時間を皆さんと共有出来て、
とても有意義な発表会でした。

夏のソロには
「間違えてもいいから、思いっきり弾いておいで!」
と声をかけてあげたいなと思っている私です。