日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

デジタルデトックス(もどき) 息子の場合

今年初めからずっと悩んでいたゲーム&Youtube問題。
ゲーム時間、視聴時間、色々、色々、息子と一緒に試行錯誤した結果、

現在、
週の6日間はYoutube1本のみ(30分まで)
土曜日のみYoutube1本、ゲームを1時間

ということで落ち着いていて、
なかなかいい感じです。

一度ブログに書いた時よりも、かなり減らしております。はい。
どうしてこんなに減らしたかといいますと、

①アンデシュ・ハンセン著「スマホ脳」を読んだ。
なんでも、「スマホには人間の報酬系を活性化させて注目を引くというとてつもない力がある」
そうで、スマホがそばにあるだけで脳はドーパミンを出してしまい、
使ってはいけないと分かっていても、
気にしないようにする為に脳を働かせ、
今やっていることに対する集中力を削ぐそうな。
うん、確かに自分の行動を振り返っても、
そういうところ、あるよね。
私はスマホを寝室にも持っていかないし、
SNSもやっておらず、
lineの返事も遅いけど、
それでも、思い当たる節はあります。

でも、これはスマホの話だし、
ゲームはどうなんだろう?
スマホは着信音やバイブが鳴ったり、合図があるからドーパミンが出るのかな?
ゲームをやっていない時にもドーパミンってでるの?
ゲームとは違うのではないのかな??
と思ったり。

別の疑問として、
ゲームはYoutubeを見るよりもいいのかな?
テレビやYoutubeを視聴をするよりも能動的な感じがするものねー。
と考えたりしました。
まあ、本当に楽しそうなので、ちょっとやらせてあげたい気持ちもあったのだと思います。

ところが!!!


②子ども自身の行動が気になりはじめる。

我が子、深堀り君です。
割となんでも一通り遊び尽くさねば、気が収まらないタイプ!




だったはずなのに!!!!

先日、科学館で作って来た電磁誘導を使った風力発電で遊んでおりました。
「〇ちゃん、これ気に入った!!面白い!」
と扇風機で風を送りながら(エコでない、笑)
一時、色々な方向から風を当てたり、風量を調節したり、堪能しておりました。

が、

突如、テーブルの上のパソコンが目に入ると、
「ゲームやろう!」とパソコンをひらいた息子。
その突然の切り替えに、違和感を覚えた私。
雰囲気的にはまだまだ風力発電のおもちゃで遊びそうな気配だったし、
今までだったら一日コースだったと思います。
そこをあっさりとゲームに乗っ取られた感じ??
うーーーーむ。。。

でも、風力発電よりゲームの方が面白いってことなのかなー。
よっぽど面白いのかなー。
とモヤモヤしながらも、見守り続けてきましたが!!

本屋をうろうろしている時に

③ヴィクトリア・L・ダンクリー著「子どものデジタル脳完全回復プログラム」を発見
いつも読んでいるブロガーさんがパソコンの使用時間を見直した話などを思い出し、
読んでみました。
で、今まで疑問だったり、迷ったりしていたことが、
ちょっと吹っ切れ、Youtubeやゲームなどの時間を大幅削減することにしました。
息子、大荒れかな?と思いましたが、
本に書いてあったことを説明して、まあ、納得。我慢してくれることになりました。

本には
「スクリーンそのものが、本質的に有害である。」
「睡眠に悪影響を与えるスクリーンタイムの最小時間は、双方向(パソコンやゲーム)の場合、わずか30分であるのに対して、
受動的(テレビ)では2時間だった。」
「インターネットやゲームのやりすぎによって実際に脳へのダメージがおこり、それが薬物によるダメージとよく似ている。」
「最近の研究から、テンポの早いアニメを9分見ただけで、幼児の記憶力、指示に従う能力、楽しみをあとにとっておける能力が、テンポの遅いアニメを見た場合に比べて低下することが実証されている。」
「教育用ソフトウェアが学習や脳の発達を促進するという確かなエビデンスはまだ存在しない一方で、コンピュータの使用が学習や脳の発達を妨げる可能性があるというまいかくなエビデンスの方は増えてきている。」
などなど。
この著者の方は精神科医で、「スクリーンタイム」に問題がありそうな子供にデジタルデトックスをして、
何百という子どもたちに効果があったとしています。
色々な問題を抱えた子供たちにデジタル機器を禁じることは、
最初はとても大変そうに感じるものの、案外リセットは想像よりもずっと簡単らしく、
子どもが楽しそうになり、行動が修正され、集中力が増すことで、
安心感や喜びがまし、制限に従いやすくなるそうです。

うんうん、やっぱり私がデジタル機器に感じていたモヤモヤは大体あっていたなと
そんな気がしています。

で、我が子は依存症なわけではないので、スクリーンタイムをゼロにはしませんでしたが、
初めに書いたようにかなり減らしました。
それでですね、変化、現れ始めましたよ。

ルールを変えて2週間くらいですが、
何しろ1週間ゲームが出来ないので、はなからゲームをしたいと言わなくなり(1週間に1度は必ずやりますが)、
ここ数日、近所の子と良く遊ぶ水鉄砲を数種類集め(お小遣いで沢山買ってます)、
昨日はずっとテラスで飛ばして遊んでいました。1人で!!!
母にその楽しさは分かりませんが、とても楽しいらしい。
そして、水の飛び方や水鉄砲のそれぞれの特徴などを感じたようで、
「ちょっと表にまとめるね」と言って、

こんなものが出来上がりました。
水鉄砲別性能評価(笑)

今日の朝も野球が雨で午前中は中止になったので、
再び水鉄砲で水を飛ばして遊んで、「たのしー」と満足そう。
午後も野球はないのかな?と思っていたところに、
「やります」のメールが来て、
「えー、もっと飛ばしていたい!!!」とごねましたが、
「帰ってきたら、また遊んだら?今日Z会ないし。」というと、
「そうする!!!」と笑顔。
「あー、これこれ、これが息子だよ。」とちょっとホッとした私です。

息子の様子から、
ゲームやyoutubeスマホ脳に書かれていたような効果が息子に働き、
それ以外のことに長く集中できなくなっていたんだなーと思いました。
ゲームへのはまり方など、個人の資質もあるようですので、
一概には言えませんが、
子どものゲームの付き合い方に対して心配になっている方は、
試す価値ありです。

それに、最近本当に放って置くとデジタルばかりになってしまうので(Z会も動画あるしね)、
ちゃんと意識的にデジタル機器から離してあげないとなーと思った母でした。