日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

母、バイオリン練習からの撤退、からの・・・

昨日の話です。

なんだか茶番劇の様で恥ずかしいのですが、

一応記録として残しておこうと思います。

お付き合い下さい。

 

何度かブログにも書いてきましたが、

バイオリンの練習のお話。

現在、バイオリン、何のプレッシャーもなく、
息子とのんびりとバイオリンの練習をしているつもりの母。

練習時間もソロの時から半分になり30分。

ですが、

息子に「バイオリンの練習、自分だけでやりたい。」

と言われてしまいました・・・。

 

私の中では晴天の霹靂というか(言い過ぎか)、

今まではバイオリンバトルの時に「もうそんなに文句ばかりいうなら、1人で練習しなさい!教えてもらう人にはその教えてもらう立場の態度ってものがあるんだよ!!!」

とブチ切れたりしても、

息子は「上手になるためにはママが教えてくれないと出来ない。」と言って、

今までは怒りっぽい母と二人三脚で頑張ってきたのです。

以前先生に「怒りすぎてしまう」という相談をした時に、

息子も「そろそろ一人で練習するようにしてもいいのかも?」となりましたが、

息子的には「まだちょっと心配。ママに見ていて欲しい。」という感じだったんですよね。

それに発表会やソロもあったので、必死で練習せねばならず、

怒りのコントロールをしながら、

最近私もたまに失敗するものの、上手く練習出来ているつもりでした。

 

でも、ソロ後の最近の息子の上達や心の成長を見ていると、

「そろそろ一人でも大丈夫かもな?」と思ったりもしていて、

息子とも「5巻に入ったら、自分で練習するようにしてみる?」

と話したりしていたのですが、

息子が自分から進んで「一人でやりたい!」って感じではなかったので、

私もその感じに甘えていたんですね、きっと。

 

昨日の練習は、グループレッスンが近々あるのもあって、
まずは今まで習った曲の復習。

淡々と出来ていない部分を何度かひかせたり、暗譜しているかの確認をしたり。

そもそも復習の曲は、息子が全然覚えていなくて嫌がるし、あれだけやったのに~と私も若干イラッっとしてしまったりはありますが、それが伝わっていたのかな~。

練習時間30分はしっかり守って、長引かせないようにしようと心に決めていたので、そこまで引きずることもなく新曲へ。

それから、一緒に新しい曲の譜読みをしました。

息子はこの曲を弾くのは楽しみにしています。

↑今練習中の曲

バイオリンはフレットがないので、正しい音程で弾けいているかは手の感覚と耳にかかています(我が家は電子オルガンも活用していますが)。

なので初めての譜読みは大体荒れます。

単音だとまだ分かるのですが、今回は重音だったので、

弦を2本弾いて音が混じる上、まだ弾きなれていないから、

ぎーぎー音も聞こえるし、

指が抑えている位置と楽譜を1つ1つ確認しながらでないと

私がついていけないんですよね。耳では雑音も多くてなんとなくしか分からない。

間違えたまま練習するのはもったいないので、

母としてははじめに正しい音を確認したかったのです。

でも、私がついていけるほどゆっくりは弾いてくれないので、

もう自分で確認してもらおうと思って、

「ファのナチュラル」「ファのシャープ」とか指をさしながら言っていたのですが、

息子にとってはうっとおしかったのでしょう。

 

「もう!!!自分で練習したい。

うるさい!!

自分で分かるから!!!!(怒)

いちいち言わないで!!!!(怒)」

 

と言われ、

特に厳しく言っていたわけでもなく、分かり易いかなと思って言っていたので、

そんなに怒らなくてもとビックリ。

いつもだったら反撃に入るところですが(おいおい)、

なんとなく

「そういう時期が来たのか~。そうだよね。色々言われるとうるさいよね。」

という気持ちになり、

「そっか、成長したね。もう、〇ちゃん、自分で出来るんじゃないかなと思うよ。

じゃあ、これから自分で練習することにする?」

というと、

「そうする。」

とのこと。

「分かった。じゃあ、ママ、聴くだけにするね。」

というと、

「聴いてもいいけど、『いい』とか『ここもう少し』とかは考えないで。」

と言われてしまったよ(涙)。

まあ、私が聴いていると直されることが多いので、

嫌なんでしょうね~~。

 

というわけで、突然のバイオリンの練習からの撤退。

なんだか覚悟が出来ていなかったし、

円満撤退(??)ではなかったのがなんだか悲しくて、

「〇ちゃん、バイオリンの練習、今までママと一緒にやってくれて有難う。

ママは怒ってばかりだったけど、

まあ、〇ちゃんはすごく上達してソロにも出れたし、

許してね。」と最後のご挨拶をすると、ボロボロ涙が・・・。

 

すると息子、「さみしーーーーよーーーーーーーー!!!」と号泣。

「でも、一度決めたから、もう一人でやる!!でも寂しいんだよー!!!」

というのを繰り返し、

最終的に抱き合う二人。

で、どうなったかというと、

ちょっとやり方を変えて、また一緒に頑張ろうということになりました。

 

はい、茶番劇です。

主人に「私の涙で息子の自立を妨げてしまったかも・・・」というと

「まだいいんじゃない?」と言われましたが、どうなんだろう。

 

でも、もう子ども扱いしてはいけないんだなと教えてくれた出来事でした。

思わず心配で口や手が出がちなのですが、

止めなければと心から思いました。

 

先日、野球で一緒の3年生のお母さんと、

「段々子供が離れていくのを感じるね。」と話していたのですが、

その方が「お姉ちゃんはね、もう触らせてくれないの。寂しくって。」とおっしゃっており、衝撃でした。

あーーー、簡単には触れなくなるんだなーと。

 

その後、4児の母の野球ママにその話をすると(上は大学生)、

「私は『いやだー』と言われても、むっちゃ触ってるけどねー」

と言っていましたけど(笑)

 

幼稚園の園長先生が

「とにかく子どもを可愛がってあげてね。

そうしたら、離れた時に後悔しないでしょ。」とおっしゃっていたのを

最近よく思い出します。

 

バイオリンの練習もなにもかも、一緒に出来るのは、

本当にあと少しなんだな。

色々話してくれるのも、あと少しかもしれないなー。

今回の件は「息子の蜜月はあと少しかもしれない!」ということを

身をもって感じる事件?でした。

後悔は沢山あるけど、とりあえず、今のうちにとホッペとかアタマとか、

わちゃわちゃ触っております。