日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

最近のお勉強&将棋などなど

Z会、理科だけ中学受験コースをやっていますが、5年生の量が半端ないです。
受験する人には必要な量なんでしょう!Z会は演習量が少ないなんていいますし。
夫が大学関係者なのですが、
「小5の中学受験の問題だといって、授業で使ってみよう!解けないやつ、いるぞこれ。」
というくらい。
息子、なんとかやっていますが、難しいし、時間がかかる。
普通のZ会は20分くらいで終わるのに対し、Z会中学受験理科は、今天体というのもあって(天体分野、難しいですね。)映像を含めると2時間くらいかかります。
植物なんかも「これでもか!」というくらい、用語が・・・。
しかも映像では、「ここは受験で出ますからね、覚えてしまいましょう」とか言っている・・・。
ちょっと受験をしない我が家には過剰な気が・・・。
息子も、「4年生の時の量がちょうどよかった~理科~~」とうなだれているし、
「これやっていれば中学理科で苦労しないね!」ととりあえず言ってみると、
「でも、学校の授業がつまんない問題が発生するかも。すでに今、知っていることばかりだし簡単でつまらない。」とのこと。

先日、歯医者で思った以上に待たされました。予約していたので、すぐ終わるだろうと、息子、将棋の本を持ってきておらず「しまったー、暇だ~」とうなだれていたので、待合室の本で唯一息子が興味がありそうかなと「難しそうだけど、これ読む?」と日経サイエンスを差し出すと、「読むー」と言って普通に読んでいました。
ガン細胞がテーマだったし字も小さくて大人向けでしたが、面白いそうな。
それから、はじめて聞きましたが、Z会の国語の文章を読むのが楽しみなんだそうです。
「問題を解くのは嫌だけど、文章は面白いんだよ」
「え!!じゃあ、続きが読みたいやつ教えてよ。」と言いましたが、まさかこんな日が来るとは。

というわけで、Z会の中学受験理科、普通の理科に変更します。息子、普通の理科はつまらないそうなのですが、今はさすがに多すぎると。Z会の教材は最終的には大学受験に繋がっているはずなので、最低限を押さえていこうかなと思います。
私も折角受験しないのだから、受験に縛られない内容の方がいいかなー、色々な本を読む方が有益かなー、とね。
とはいえ、難しい領域にいったからこそ広がる好奇心もあるとは思いますし、
Z会の中学受験コースの国語を2年間取り組んだからこそ、読解力がつき、色々な本を読む力がついたとも思いますので難しいところなのですけどね。

将棋は相変わらずです。
ゴールデンウィークは将棋三昧・・・。
先日、将棋教室のライバルA君に


「一緒に奨励会を目指そう!!」


と熱い言葉をかけられたそうな。
ただ息子は強い棋士の経歴をみて、なかなか難しいと感じるのでしょうね。
「いや、あと3カ月で5段をとれる勢いじゃなきゃ無理でしょ!」と答えたそうな。




A君、驚愕!
「・・・マジ??!!」





そりゃおどろいただろうと思わず爆笑してしまいましたが、
「細かいところは置いておいて『うん!一緒に目指そう!』っていえばよかったのに。」というと、
「うーん、でも、〇ちゃんにはあと16年しかない。まだ小2とかだとそう思えたと思うけど。プロになることを目指すと将棋が楽しめなくなりそうだし、将棋を楽しみたい。まだ決められない。」
慎重な息子らしい意見です。

知らない方のために少し説明すると、
プロ棋士になるためにはまず「奨励会」という棋士養成機関に入らねばなりません(編入試験もありますがかなり狭き門)。
奨励会」に入るにはプロ棋士の師匠をみつけ(全国優勝など実績がないとなってもらえない)、試験をうけ、合格せねばいけません。
奨励会に入ったら入ったで、奨励会は6級〜三段まであり、それぞれのクラスで決められた成績を残して昇段せねばならず、三段になると半年に及ぶリーグ戦で上位2名に勝ち残らねば四段にはなれないと。四段になれると、やっと正式なプロ棋士となります。
ということで、年間4人しかプロになれないですし、26歳までに4段にならなければと退会せねばならないという厳しい掟が。
そこから考えると息子にとってはあと16年なわけです。
16年と言われてビックリした母ですが、それだけ真剣に考えてるんでしょうね。
奨励会の途中で志が変わり、大学受験したりする人もいるそうなので(やっぱり頭はいいので、医学部とか東大に合格する人なんかもめずらしくないそうな。すごい、汗)、息子もどこまで行けるかは
わからないけど、
「楽しんだその先にもしプロ棋士の可能性があるのであれば頑張る。」ということで、とりあえず、今年は昨年も参加したテーブルマークの将棋大会の予選突破をとりあえずの目標にしているようです。

ちなみに息子の愛読書として、「泣き虫しょったんの奇跡」という本があります。
今プロ棋士として活躍されている瀬川さんの半生が描かれた本です。
奨励会」に入ったものの26歳までに4段に上がれなかった悲哀や、その先のサラリーマンとして働きながらアマとして将棋をうつなかで、色々な人と出会い、再びプロを目指し始める物語です。
棋士編入試験」も瀬川さんがいたから出来たようなものなのですが、物語の中に瀬川さん(しょったん)のライバル、けんやくんとのエピソードがあり、「けんやくんとは健闘をたたえあったりしたことはない。でも、けんやくんがいたからここまで強くなれた」というような文章がでてくるので、息子に「しょったんとけんやくんみたいな関係にAくんとなれたらいいね」というと、
「うん。でも全く一緒ではなくて、仲良くなりたい。」と言っていて、そっか、そうだよね〜と思いました。
良い友達になってくれたらいいな。
まだまだ未来はあらゆる方向に開けている!眩しいばかりです。

ところで、テニスと週1ランニングもはじめましたよ。
テニスはとても楽しんでいます。
1レッスン無料チケットを頂いたのですが、それをどこに入れようかとワクワクする程度に楽しいようです。
見学していると野球をやっていて良かったなー、鍛えてもらってたんだなと改めてお世話になった皆さんにお礼を言いたくなりました。
まあ、打つ時だけは野球の構えになってしまいますが、笑。
こちらも楽しみだなと思います。

↑調理実習でつくるりんごケーキ

私にも痕跡、そして、息子の気持ちを理解した

「ぼくらの人生をたった一度でも横切るものは、
そこに消すことのできぬ痕跡をのこすということなのか。」

                         by遠藤周作


野球をやめました。
息子、やめると伝えた次の日は、少し不安定になり、
ちょうどバイオリンのレッスンに行く日だったのですが、「今日は気力がわかない」とぐずっていました。
でも、まあ、連れて行って、
バイオリンの先生に「なんか眠そうだけど大丈夫??」とかなんとか心配され、
私が「今日はちょっと不調です。」と伝えると、
やわらかめのレッスンにして下さり、帰るころにはすっかり元気になっていました。

そして、野球最終日。
息子はさっぱりした顔。
監督やコーチにはメールで伝えていましたが、
改めて、
息子の監督やコーチに今までお世話になったのに申し訳ないという気持ち。
会えなくなるのは寂しいという気持ち。
野球を中途半端に続けるのは嫌で、やるならちゃんと試合に出られるように頑張りたい、
でも、そうすると将棋をやる時間が無くなるのが嫌で、
今は将棋をやりたいと思っているという気持ち。
親としての沢山の感謝の気持ち。
を話して、
監督もコーチも「野球より好きなものができてしまったなら仕方がない。頑張れよ!勝負飯、楽しみにしてるから!」って感じで、
チームメイトも「将棋がんばれよー。新人戦だけはこいよー。」など言ってくれて、
とてもよい最後の日となりました。

なんとなく息子と監督、コーチだけの問題かと思っていたのですが、
母たちが
「息子くんに会えなくなるのも寂しいけど、〇〇さん(私)に会えなくなるのが寂しいよ~」と言ってくださって、
私、泣きそう(笑)。
私もまさに同じことを思っていて、でも、なんとなくそんなことを言っていただけるとは思っていなかった。
やっぱり息子が2年生の時から同じ時間を共有していたということは、私にも「そこに消すことのできぬ痕跡」を残しているんだなと。
一緒に心を一つにチームを応援することはもうなくなるのかと思うとね、ちょっとした喪失感ですよね。
改めて気づかされたのでした。
で、冒頭の遠藤周作の一文(笑)を思い出した、笑。
2年生からやっていた野球。
私が思うよりも息子にとっても大きなものだったのでしょうね。
去年までは「〇ちゃんにとっては野球は大切なの!」って言ってたもんね。
最近おばさんなので、感性が鈍くなっているけど、改めて息子にとって野球をめぐる人の輪は大きなものだったんだなー、それを失うとなれば、そりゃ、心の休養も必要だったかもなーとバイオリンの日のぐずぐずを理解したのでした。

とはいえ、夫、コーチ不足&自分の運動不足解消のため、たまにコーチに行こうかなーとかいっているので、
ご恩返しのためにも頑張っていただいて、
家族で新人戦や最後の大会なんかには応援に行けたらいいな。
息子も色々な人に野球でお世話になったことを大切に心にしまって、次へ向けて頑張れたらいいなと思います。
辞めると報告したすぐは、テレビで野球を見たりするのがちょっと辛かったようですが、
今は普通に見ています。若いと傷が治るのも早いのかな。

将棋教室では、ライバルができて、1週ごとに勝ったり負けたりしています(笑)。
いつの間にやら仲良くなっていて、昨日は家の住所を聞かれていた(笑)。
いつか時間があるときに打ちに来てくれるそうです。

最近めばえ教室の先生から言われたことをかみしめています。
ブログをしていると振り返れていいですね。

「1つのことへの集中力が強いので、たくさんの子の中にいるよりも少人数でじっくり学べる(遊べる)環境の方が伸びる子ですね。」
「○ちゃんは、『誰かと一緒に』とかではなく、自分でどんどん好きなものを見つけて、それをつかんでいく力があります。なにも心配しなくても大丈夫です。
本当に超個性的で、とっても心のいい子です。」

5年生になって、また昼休みは1人で本を読んでいることが多いようですが、信じることが大切ですね。
思わず心配してしまう私。
息子に比べて、心の弱い母だなー。
頑張れ、私!!

野球、やめたよ!!

ずっと悩んでいた野球ですが、辞めることにしました。
息子の「監督やコーチに悪いなという気持ちと、寂しい気持ちだけで続けてる」という言葉と、
久々に練習を見に行った時の覇気のなさ(→やることはやっているけど、魂こもってない感じ。)
それに、最近、いまいち人間関係がうまくいっていない様子が伝わってきて、
本人曰く「それは辞める理由ではない」ということでしたし、
それも修行かなーとも思ったのですが、
市の子育て相談に電話してみたところ、
「そういうお子さん(ちょっと空気を読むのが苦手なタイプ)は、集団生活は学校だけで十分です。
高校生や大学生になるまでになるべく自己肯定感を下げないよう持って行ったほうがいいですよ。」という言葉が背中を押してくれました。
実は以前相談した時には(違う相談員さん)「野球は続けたほうがいいと思います。」と言われたので悩んだのですが、
活発な子が多い中で、息子の言っていることは間違えていないけれども、まあ、なんといいますか。
「そんなのどうでもいいよ。」と言われているところに、
息子「〇〇はそういう感性なんだろうけど、僕は気になる。」



なんとも言えないこの感じ。
ま、もう、いいかなと。
運動は、日曜はテニスを習って、木曜日は朝ランニング。
どれも1人プレイですが、息子らしいかもね。
将棋で会うお友達とは仲良くしているようだし、特に将棋教室は「中学生になっても通おう!」とホームになっているようなので、
居場所となる場所を増やしていきたいなと思っています。
バイオリンも今年は夏季学校に加え、野球をしていたらいけなかったであろう合同演奏会にも参加できるようになりました。
バイオリンも息子の居場所だなーと思っています。

息子の野球退団の話を聞いた低学年チームの監督が驚いて連絡を下さり、それを思うとちょっと寂しいけど。
去年はまだ「〇ちゃんにとっては、野球は大切!」と言っていたなー(遠い目)
でも、生き生きとやりたいことをやる方がいいよね!
息子の小学生時代(将棋編)がはじまりはじまり~。



↑春キャンプ マキを6束くらい燃やしましたよー。