日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

新五年生、始まったよー

先日、元気に始業式に行ってきました。
息子、5年生のクラブ活動が楽しみで早く5年生になりたい!と言っていました。
よくよく聞くと、クラブ活動の日は年に6回くらいらしいですが(少な!!)、
それはそれは楽しみに・・・・。
4年生の最後の日こそ「さみしい気持ちと楽しみな気持ちで複雑・・・」とかなんとか言っていましたが、
結局は「どんな先生か楽しみー。クラブ活動楽しみー。」と楽しみな気持ちが強いようです。
学校からは一瞬で帰ってきたので、まだどんなクラスかはわかりませんが、
将棋仲間とはクラスが離れてしまったようなので、また気の合う人がいたらいいなと願うばかりです。

私も今年度から教職1本にする決心がようやくつき、庭の設計業は廃業としました。
庭の仕事にかかわって、もう15年くらいたちますが、
やっぱり自分で設計しないと面白くないんですよね。
そして、自分で設計するとなると土日は必ず出勤になりますし、クレームとか現場対応には休日も電話が鳴れば飛んで?いかねばならないので、子どもとの時間が犠牲になる。
私はそれはしたくない気持ちが強い。
最後の在宅では、人の設計した庭をCADで起こす仕事をコツコツさせていただいていましたが、
楽だけど(そして子どもが小さい頃はその働き方に本当に助けられましたが)、運動不足にはなるし、退屈だなと感じていました。
それで、新しい職種に手を出したわけですが、最後の挨拶や手続きをするためにあちこちに連絡をしていると、
「あぁ、本当にいろいろなことがあったなー。大変だったことばかりを覚えていたけど、いろいろな人に支えられて仕事をしていたんだなー。」
そこには独身時代の自分や子どもがいなかった時の自分がいて、懐かったり、後ろ髪を引かれる気持ちが少し。
一生懸命働いていたこと、それが、私の中だけではなく、私と係わってくださった人たちの中にも生きていて、その関係性の中で働かせてもらっていたのだなとしみじみ思いました。
会えなくなるのは(実際は電話ばかりでしたが)、少し寂しいですね。
でも、そう思えたことが、とても嬉しかったです。

さて、さて、新年度。
息子はプロの棋士になりたい気持ちが強くなってきたようです。
将棋道場に元奨励会に在籍されていた方がいらっしゃるので、「本格的に始めるにはどうすればよいですか?」と聞いたところ、
「楽しい気持ちでどんどん対局して、強くなって、まずはそこからです。」とのこと。
私はどなたか(例えばプロ棋士9段とか)の門下に入って指導してもらったほうが良いのであれば、
それを叶えるために、ある年齢になった時点で一定の成果を残すよう勉強?せねばならないのかなと思いましたが、
その方は小学校中学年の頃は7級とかそのくらいだったそうな。それから中学生になるまでの間に一気に強くなったそう。
で、よくよく調べてみると、現在プロの棋士をされている方で、エンジンがかかったのは中学生になってからという方もちょいちょいいらっしゃる。
というわけで、焦らなくても、どんどん上達していって、その先どうするかはその時決めればいいんだなと、2人で妙に納得したのでした。

羽生さんの本によると、将棋の世界は「教わるのではなく、自分で考えるの」が基本だそうです。
将棋はどんな時でも自分1人で考えて指すものである以上、誰かに教わるのでなく、苦労しながらでも自分の方法論をみつけるのが強くなる道らしい。
これ、勉強にも通じそう。

羽生さんの本のほかに最近読んだものといえば、アンネの日記
昔、読書が好きだった母が、「面白いから読んでみたら?」と言っていたことを思い出して、初めて読んでみました。
15歳の少女がこんなことを考えるのかと感動しましたよ。
とても賢い女性だったんだろうな。
印象に残った場所をいつか抜き出してみたいなと思います。
読書はいいですね。