日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

子供の心の不思議ー作文にまつわる息子の拘り

うちの息子は作文が嫌い!!!というか、苦手です。

ですが、月に1度のZ会の国語の添削では、

必ずテーマに合わせた先生へのお手紙を書かねばなりませんし、

毎日のお勉強、エブリスタディでもたまに作文の課題が入ってきます。

見ていると、すらすらかける時と書けない時があるんですよね。

どうやら「好き」とか「楽しい」など、自分の気持ちを解説せねばならない時に止まってしまっています。

特に自分の心のひだを説明しなければならないような、そういう作文。

「お友達」のことであったり、「好きな言葉」であったり。

なるほど~。

 

 

息子が困って進まないので、「Z会の添削は文章を書く練習なんだから、本当の事じゃなくてもいいんだよ。エブリスタディの例を参考にちょっと変えて書いちゃったら?(→ひどいアドバイス)」

すると息子が

「嘘は書きたくない。本当の事を書きたい。」と真面目にいいました。

あぁ、なんて綺麗な心なんだろうか。

しかも、いつ「嘘はつきたくない」なんていう高等な(→おおげさ)気持ちを持つようになったのでしょう!!!

お友達と遊んだ時の事を書くにしても「楽しかった」という言葉は、

自分が思っている気持ちとちょっと違うらしい。

確かに自分の気持ちをぴたっと文章で表現するのって難しいですものね。

 

「好きな言葉」に関して聞くと、息子の好きな言葉は「〇(息子)ちゃん大好き」という私の言葉らしく、それは恥ずかしくて書けないとのこと。

その他に好きな言葉は特にないというので、

ありふれてはいますが、『「ありがとう」はどう?人の役に立った感じでママは嬉しいよ?』

というと、ほかに思いつかなかったのか「ありがとう」案を採用していました。

先生への手紙には、

『ぼくは「ありがとう」ということばがすきです。またつぎもがんばろうとおもえるからです。』

と書いてあり、息子が良く考えてひねり出した「ありがとう」を言われた時の正直な気持ちが書いてありました。

なんか、いいなと思いました。

そして、「正直でありたい」っていう気持ち、なんだか母にはまぶしく感じました。

 

さいころは、寒そうにしている息子に私のマフラーをぐるぐる巻いてあげたものでしたが、

最近は「寒そうだなー」とマフラーを貸そうと思っても、「いらない!!」と頑としてマフラーをまこうとしません。

「借りるとママが寒くなる」って思っているようです。

でも、そのこともあえて口には出さず頑なに断る息子に、優しさと成長を感じる今日この頃です。

 

ちなみに「好きな食べ物を先生に伝えよう」という添削問題のお手紙は、

とっても上手に書けていましたよ。何かを説明するのは得意なんだな~。

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