皆さんはマンドリンって楽器を知っていますか?
あまり知らないかな・・・?
私が初めてそのマンドリンに出会ったのは、大学の入学式。
校歌を演奏してもらったのですが、その繊細な音色が私の心の琴線に触れて、私も演奏してみたいと思い部室をたずねました。
その時、「入部しても先輩の様に弾けるのだろうか」と不安になった私は、
先輩に「弾けるようになりますか?」というなんとも愚かな質問をしましたが、
先輩はすかさず「難しくないと面白くないでしょ?」と答えてくれました。
すごく可愛くて素敵な、最後まで憧れの先輩でした。
そんなエピソードはすっかり忘れていましたが、
チビがバイオリンを習い始めて、最近は「しぶしぶ練習」していたのに、
先日初めて発表会のリハーサルでお姉さんやお兄さんと少しだけ合奏に加えて刺激をもらい、
そして、ようやく本物のバイオリンを手に入れ、家で本当に嬉しそうに楽器を触ったり音を出したりしていたので、なんとなくその言葉をふと思い出して、
「ママもね、昔、マンドチェロって楽器をしていたんだけど、
ママよりお姉さんでとっても楽器が上手な人が、ママに『楽器を弾くのは難しいから面白いんだよ。』って教えてくれたよ。
○ちゃん、合奏、楽しかった?」と聞くとチビは「うん」と。
「合奏する時には1人1人が上手に弾けていないと綺麗な音にならないんだよ。
綺麗な音を出すには、面白くないなあと思う練習もうんと踏ん張って練習して、一生懸命練習するとそれさえも面白くなるし、合奏ももっと楽しくなるよ。」となんとなく話すと、
すごく心に残ったようです。
とくに先輩の言った言葉がそのまま印象に残っているみたい。
シンプルなこの言葉ですが、色々なことに言えるかも知れません。
これからチビはなんでも頑張れるし、未来は果てしなく開けているので、
バイオリンを通して、なかなか出来ないことでも真剣に向き合い努力することで、道が開けるというような体験を重ねられたらいいなと思います。
それがチビにとって1つの自信になると私は思っています。