日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

仲直りの握手が思い出させてくれたこと

すっかり冬らしい気候になってきましたね。
毎年言っている気がしますが、冬はビシッと寒いのが私は好きだなー(どうでもいい)。
今日は完全に子育て備忘録です。

先日、息子とバイオリンでひと悶着ありまして(学習しない親子)、
息子、思う様に弾けないと悔しくて地団太踏んだり、
間違えずに弾けるまで泣きながら繰り返したりするので、
「だいぶ上手になったし、今日はおしまいにしたら?」と話しかけたら、怒られるという・・・。
そして、私が怒り返すという・・・。(←ここが治らない。でも、息子も八つ当たりだろうよ。。。)

主人の仲裁の下、とりあえずは収まり、
息子と一緒に布団に入りました。

なんとなーく気まずかったので、
今日死んでも後悔しないように(大げさ)、
「仲直りの握手をしよう。」と私がいうと、
息子が手を出してきて、
握手をしました。

すると息子が一言。

「仲直りの握手、初めてした。」

そうでした、そうでした。
その昔、幼稚園でケンカになると、悪さをした方が「ごめんね」を言った後、
先生が「仲直りの握手をしよう」とよく仲裁して下さっていたのですが、
息子は頑として握手をしたことがなかったのです。

どちらかと言うと、かまれたり、叩かれたり、謝られる方が多かったので(とはいえ、うちの子が悪い事もあると思いますが)、
簡単に仲直りする気分にならなかったのだと思います。
それから、儀式的な感じが嫌だったんだと思う。ひねくれものだから(笑)

なので今の息子を通して、昔の息子に会えたような不思議な感覚に。

息子に「どうして、握手が嫌だったんだろうねー?」と聞くと、
「握手はしたくなかった。握手しなくても、次の日にはいつも仲直りしてるから。」

なんだか昔の息子と話している気がしていたので、
よどみない説明に驚きましたが、大きくなったのね。

2歳になったばかりの頃、あんまりにも何度もお茶をこぼすので母のたまっていた色んなイライラが爆発し(この頃から未熟な母)、
「こぼさないようにっていってるでしょ!分かってるの!!!」と怒ってしまったことがありました。
で、息子から「わかってない!わかってない!大きくなったらこぼさない!」と反論される私。
一生懸命やっているのに!!!と理不尽さを感じたのでしょうね。
覚えたての2文語?3文語??を巧みに使いながらの抗議。

年長さんの頃かなー、ママ大好き、ママが好きすぎるーという息子に、
何かのきっかけで(多分2人で観ていたテレビか何かのセリフの流れで)「●ちゃんのママはこのママで良かった?」と聞いたことがありました(愚問ですね)。
でも、息子は「それは分からない。どうなんだろう?」と答えました。
ずっこける母。あんなにいつもラブコールしてくれているのに??
ママの事は好きなんだけど、他のママがママだったことはないから、
分からないとおもったんでしょうねー。
雰囲気で答えを出したりしないんだよね、我が子。
私がダメ母ということもあると思うけど、息子も不確かな事を言わない子だと思います。

幼稚園を卒園する時に、先生が長所を上げてくださったのですが、
何個か書いてくださった長所の中に、「自分の意見がしっかりある」とありました。
本当にそう。
しっかりと自分の意見がある子、
しかも主張できる子なんだよな。我が子。
一つ一つをきちんと考えるタイプなので、
誤魔化しが効かないというか、
そういう意味でなかなか難しいタイプです。
そこがいいところではあるんだけど!

仲直りの握手をして、
色々な記憶が蘇った夜。

真面目な息子、すごく繊細な上、激しかったりもして、
大きくなって、だいぶ緩和されたところもあるけど、
息子の原点を見失わないように子育てしていきたいなと思った夜でした。

今週のお花。
花男子、続いています。
ラナンキュラスが一番好きだそうな。
先日熱が出て病床に臥せっていた時も、
近くに花瓶を持ってきて見つめておりました(笑)