日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

ご飯時お茶係&”私立”の自由について思いを巡らす

今度初めての調理実習があります。
授業には慣れてきたのですが、実習はまた別物。
今からソワソワしています。

お小遣いを増やしたい息子が「お手伝いを増やしてほしい」というので、
4年生から「ご飯時お茶係」をやってもらっています。

毎食皆のお茶を準備して、1週間で50円なり。
これは実家のじいじが家でやっていた係(おそらく無償、笑)で、
真似させて頂きました。

で、毎回お茶を入れてくれるのですが、
一度、丁寧なお茶の入れ方を教えたところ、
なんだか凝りだして、
毎回、湯呑をお湯で温め、そのお湯を使って、茶葉を蒸らし、
主人の実家から頂いた萩焼のお湯のみを取り出して、
お茶を注いでくれます。


↑フルーツたっぷりゼリー(メロンとレモンはゼラチンを固まりにくくする酵素がでているそうで、50度のお湯をかけてます。)
幸せ~❤幸せすぎる~~♡❤♡

なので、お礼の気持ちで、たまにご飯時お茶係を免除して、
私も息子にお茶を入れます。
風呂掃除はいつもやっつけ仕事なのですが、
丁寧な仕事は心も温まりますね。

そう考えると、母が一生懸命丁寧にご飯を作ってくれるというのは、
栄養の面だけではなく心の栄養にもなるよねー。
食事って命に繋がるから、理屈じゃなく心に響くし残るのかなと思います。
でも、最近の母は忙しいからなーと家庭科の先生として、
何をどう教えるか悩みます(突然仕事思考になってしまいましたが)。

あとは、前回から引き続き、息子の中学校をどうしようかという話。
勉強の方は、Z会の中学受験コース、続けています。
最難関コースと毎日練習ブックで、毎日1時間~1時間半くらいかな?
頑張っています。
中学受験へ本腰入れている子と比べると全然足りていないのかも知れないですが、
問題を解くことが楽しくて好きな子は別として、
うちの子は「問題を解く」ことを楽しいと思うタイプではなく、
問題を増やすとやっつけ仕事的な解答用紙を作成してくれるので、
まだまだこのペースで行く予定です。

ここ数回、私立中学の文化祭に行った時の感想など書いてきました。
私は、見学した結果、「公立でもいいかもなー」と思ったことも書きました。
が、よくよく聞くと息子は「行ってみたいな」と思ったらしいです。
だから、寝る時、過去問眺めてたのね。
熱望!!ってほどでもないけど、「勉強をもう少し頑張って、行けるなら行きたい。」と思ったそうな。
それでどう舵を切っていくか、私の中でちょっと悩んでいます。

先日、野球の体験会があり、野球の母達と色々と話していたのですが、
今私立小学校に子どもを通わせている母の話を聞いて、
やっぱりそういう面あるよね、と思ってしまいました。
その母、4人の子どもを育てている大ベテランの母で、
勉強にも力を入れているけど、子どものキモチを尊重する感じのバランス母です。
さっぱりしている方で、「公立小に飽きたから、最後の子は私立にしてみたー」と以前聞きました(本当かは分からないけど)。
今その子は2年生で1年生の時は「私立小は公立小とこんなところが違う!!」みたいないいところを教えてくれてたのですよね。
でも先日は
「小学校、行事が盛沢山~。いつも何かしらあるよー。」といったので、「いいねー。コロナも収まって来たしね。」と答えたら、
「まあ、それはいいんだけどさ、うちの小学校、アレルギーの有無も聞かずに、いつの間にかおやつを配ってるんだよー。
リュックを開けるとあらお菓子!みたいなね。
でも、文句を言うと『では、うちに通わなくてもよろしいですよ。』って感じだからさ~、笑。
『通わせて~』っていうしかないからー」と。
まあ、ちょっとした笑い話だったとは思うのですが、
私は「私立ってやっぱりそういう面あるんだなー」と。
公立で同じことをやると、まあ、保護者からクレームつくと思います。
その私立小、ここだけ抜き出すと考えなしの学校って感じですが、
ちゃんとした学校ではあると思います。ほぼ中受予定の子が通っているそうです。
実は私が家庭科教えている学校も私立なんですけど(当たり前か)、
雰囲気がね、大学まで公立育ちの私からするとちょっと窮屈だなと思うことも多いです。
公立ってやっぱり受け皿が大きい。
私立って統制が取れているんだけど、はみ出せない感じもあるのかなーとね。
公立って見捨てられないところありますよね。

先日書いた文化祭でおすすめして頂いた映画「今を生きる」、観ました。
高校生の時にも見たはずですが、より感動してしまいました。最後号泣。
そこに出てくる超優秀進学校、全寮制で勉強は超ハード、はみ出すことは許されない!、目指せハーバード!!!
みたいな感じの学校なのですが、そこに風変わりな先生現る!!という展開。
多少時代が違うとはいえ、エリート高校生の胸を打った理由が分かった気がしたり。

中学生の多感な時期に受け皿の大きさを感じさせる環境にいることは(要は排除を感じさせない環境)、
やはり大切なのではないかなーと思います。
だから荒れるんだろうとは思うんだけどさ。
そこを受け止めようと頑張る大人がそこにいるというのはやっぱり人間教育という意味ではいいと思う。
そういえば、ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 」にも、
同じようなことが書いていたような。
ただ、そこで、息子がやっていけるのか、そこがやっぱり見極めのミソですよね。
あと、興味が似ている友人が見つけやすいのではないかというところも。
幸い、我がエリア、荒れては無くて、割とのんびりムード。
本当にどちらがいいのでしょうね!