日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

仕事の話&息子の英語

少しずつ秋めいてきましたね。
テレビでもやっていましたが、息子があちこち蚊にさされています。
日本脳炎の追加接種を打たねば・・・と思い出しました。

仕事の話ですが、やはり人に教える為には、
教えることよりもずっと深くその事について自分が知っておく必要があるんだなと最近しみじみと思います。
1学期は「自分らしくいきる」とか「家族」だったり、「子ども」のことだったので、
長生きしている分、色々な仕事をしてきた分、子育てしてきた分(一人だけど結構勉強はしたと思う!)、
大学出たての頃よりは、知識も経験もある!
大切な事はどこかというのが、教科書や資料を読んでいても分かり易かったのですが(それでも色々な発見はあったけど)、
2学期は「栄養」「被服」!!
私の出た大学は県立の女子大で、世の風潮により被服学部が環境学部に変わり、その第一期生だった私。
国立の前期試験で落ちてしまって(涙)、後期でひっかかったのがその大学でした。
環境に興味があったし、実家は経済的に苦しく長女だったのもあって、浪人はせず電車で通えるその大学にしました。
何が言いたいかというと、要は「栄養」とか「被服」とか全く興味がなかったんですよね・・・。
それまでの名残で取得可能な教職が家庭科だったというだけでね。
でも先生になるつもりもなかったのです。
親から「取れるものは取っておきなさい」と言われたので「じゃあ、とるかー」という感じだったと思います。
というわけで、7月に夏休みに入ったので、勉強を始めたのですが、すぐにプリント作成に取り掛かろうと思っていたにも関わらず、
栄養や体の消化吸収の仕組みを勉強を始めたら、分からないことだらけで、家に子供はいるし、楽しいイベントはあるし、
教えられる程度に理解するまでに1カ月くらいかかってしまいました。
私は高校時代に家庭科の授業を受けつつ「つまんないなー」と思っていたので、
出来れば、当時の私が「え?なになに??」と興味が湧くような切り口を探したいと思っているのもあって、
色々な本を読み漁ったわけですが、
ふと「消化吸収って高校の生物でも習っているのかも??
私、生徒が高校生物で教えられていることと矛盾なく教えてあげているかな?」
とドキドキしはじめ(私は高校の時、化学物理だったので)高校生物の消化吸収の部分を調べてみたら、
ちゃんと矛盾なく教えられていて、ホッとしました。
しかもその部分だけなら、高校で生物を勉強していないにも関わらず、ちゃんと分かるようになっていて驚き!
わーい♡
しかも、家庭科ってそれを生活に活かすには?というところまで教えられるので、
工夫しがいのある教科ですよね。
で、ようやくざっくりと栄養で使う授業のプリントを作り終えた8月。

2学期が始まり、今は5大栄養素や炭水化物、脂質のところまで、授業が終わりました。
来週は調理実習室で1学期に仕込んだ味噌をかき混ぜ、無形文化遺産として登録された"和食"のポイントや
次回の調理実習の説明(再来週はちらし寿司&お吸い物を作る予定)、
時間が余りそうなので、9月といえばお月見!ということで(9/29が十五夜ですよー)、
皆でお団子を作る予定です。

このお団子を作るというのにも、ちらし寿司を作るというのにも、
決まってしまえばそこに向かっていくだけなのですが、
決めるまでが大変・・・。
日本に産まれて家庭科の授業をうけるからには、和食をある程度は知っておいてもらいたいし、
作れる様になって欲しい。
和食独特の技術とすでに習った栄養の小話が盛り込まれたような、
そして美味しくて、時間内に皆で協力すれば作り終わる、材料費も高くなりすぎない、
そんな調理実習・・・・。

と色々なメニューを考えて辿り着いたのが、お団子、ちらし寿司&お吸い物。
どちらも言わずと知れた、日本の行事食。
お団子はもうすぐ十五夜でタイミングも良く、
短時間で出来るというのと、
白玉粉(もちのでんぷんを抽出したもの)、上新粉(うるち米を砕いて作ったもの)、それぞれを使ってお団子を作り、
食べ較べができる。
炭水化物の授業ででんぷんにはアミロースとアミロペクチンがあるよーと勉強したので、
食べながら実感できるかなと。

ちらし寿司は、華やかだし、お米のとぎ方、お出汁の取り方、干ししいたけの戻し方など勉強でき、
こちらも炭水化物がらみの小ネタがある。
炭水化物である砂糖が水を抱え込み、冷めたお米が固くなってしまう「お米の老化防止」効果を酢飯を通して実感できる料理。
卵アレルギーの子は卵だけ食べなければいいし、いいじゃん、いいじゃん!!と思っていたら、
なんと教科書の1ページ目に載っておりました(笑)教科書って考えられてる!!

メニューが決まれば、ひたすら作ってみる。
我が家、お団子もちらし寿司も、この1週間だけで、6回くらい試作しました。
お団子はそんなに悩まないかと思っていたのですが、こちらは教科書に載っていなかったので、
適量と調理法のファイナルアンサーを出すのに思った以上に何度も作りました。

ちらし寿司は教科書に載っていたものの、教科書通り作ると、そんなに美味しく出来なくて、
折角作るなら「美味しい!」となって欲しいし、調味料の微調整や、具や卵の量とかもぐるぐると。
しいたけを戻す方法も、時短の為に湯戻ししますが、戻す湯の温度をなるべく低くするには・・・とかね。
(本当は冷水で戻した方がふっくらと戻せます)。
しかも、自分の舌をどこまで信じていいのかも不明慮なので、
巷に沢山ある先人たちのレシピを参考にさせてもらい、
「妥当なラインでしょう!!」と思えるレシピが昨日出来上がりました。
料理研究家の皆さんは、色々試しに作ったものは誰が食べてるんでしょうね?
我が家、ちらし寿司ばかりで苦情が上がったため、
余った分は冷凍して保存しています。
団子は子どものおやつ&私のお腹に。太るぞ、絶対。

というわけで、何事も1つの形になるにはそれなりに試行錯誤が必要なものですね(というほど長い時間をかけたわけではないけれど)、
前職の庭の設計でも同じでしたが、ずっと考え続けていると、ストンと納得できる「落としどころ」が見つかるものだなと。
自分が納得することがとても大切ですね。
そうじゃないと人に勧められないというか。
生徒たちが楽しく実習してくれたら嬉しいなと思います。

それから、息子の英語の話。
先日息子に「ねえ、英語の授業って、ついていけてる?」と聞いたところ、
「え、全然わかんない」と言っていました。
なので、軽く「be動詞」のあたりの説明をしてあげたら、
「なるほどー」と言って、
「文法をちゃんと教えてくれた方がよく分かる!」と憤慨していたので、
以前読ませて頂いていたブロガーさんが教えて下さっていた↓
item.rakuten.co.jp

を購入して、机に置いておきました。中身を見てみましたが、確かに分かり易かったです。
すると、Z会をする前にちらちらと読んでいました。
何ページか読んでZ会の問題を始めていました。
この本を6年生までにゆっくり読むか、
そんなに量がないので、5年生くらいまでに終わらせて、
オンラインの英会話教室に入れてもいいかもなーと思っています。