日々これ上々

なにげない毎日のささやかな事件?を記録します。

私まで羽生善治ファンになってしまいました

ようやく、今年度の業務は終わりました。
のんびり来年度に備えたいと思います。

息子、将棋の羽生善治さんファンです。
将棋界では、初段をとると免状が申請でき、
免状には日本将棋連盟会長と名人、竜王が一枚一枚自筆で署名して下さいます。

☝こんな感じ。
今なら!会長である羽生さんと竜王、名人である藤井さんの直筆署名が入った免状を申請できるんです(羽生さんも藤井さんも大変ですね、汗)。
息子、先日入った将棋教室では今1級。
その教室で初段の子と対局すると、いまのところ勝率8割くらいなので、
多分もうすぐ初段認定していただける気がしています。
ということは、憧れの羽生さんの直筆の免状申請ができる!!
33000円!!必要ですが、「そこはお金を出してやろうぞ」と伝えているので、息子、頑張ってます。

息子の将棋の上達に関してですが、こういうのは勉強にも通ずるなーということがあります。
朝から晩まで隙があれば将棋の本を読んだり、詰将棋をやったり、棋譜並べをしたり、
ずっと将棋をやっているので、上達が目に見えやすいです。
例えば、444ページあるこちらの将棋の本、200問くらい問題が載っているのですが、
book.mynavi.jp

2日間くらいでやってしまいます。
間違えても答えをみて、そのまま進んでいるそうです。
余談ですが、一回答えをみると覚えてしまっているそうな(漢字はなぜ覚えられないのだろうか・・・)。
息子曰く、頭はめっちゃ使っているとのこと。
このペースで1週間棋力向上につとめると、
将棋が良く分からない私にも、将棋教室での対局の様子で少しずつ確実に強くなっている感じが分かる。
詰将棋もしかり。
皆さん、詰将棋って何かご存じですか?
私も息子が将棋にはまる前は知らなかったので一応説明すると、
詰将棋は将棋の練習問題みたいなもので、
「3手詰め」であれば、3手先で”詰めろ(どう対策しても詰む(負ける)状態)”に相手を追い込む為にどう打つかを考えるというもの。
初めは息子「3手詰めまでだな。」と言っていて、5手詰めには手をつけなかったのですが、
「最近、5手詰めまで考えることが出来る様になってきた。」といそいそと5手詰めの問題集を解くように。
「7手詰みは頭の負担がー」と言ってますが、簡単な7手詰めはボチボチ解けるようになっているようです。
藤井聡太は40手詰めを20秒で解いたりするらしいです。恐ろしや。
それから、本人以外には分かりにくい進歩としては、
自分が攻めていると「これ詰むな」「これは無理だな」とか、相手から攻められていても「これは負けたな」「これはギリギリ詰まない気がする」などが盤面から分かるようになってきたとのこと。
先日も初段の子と対局している時に、周りの子達が「息子の負けだ」と囃し立てて?いたのですが、「いや、ぎりぎり大丈夫だと思う!」と息子は思ったそう。根拠は「なんとなく」。
結局相手の攻めが1手が足りず逃げ切り、息子の勝利。
息子の頭に負担がかかる7手詰め以上の局面なんだと思うのですが、いわば沢山やったからこその「カン」ですよね。
そこら辺がしっかり頭に描けるようになったら、7手詰めが解けるようになったりするのかしら?と思います。
勉強も1つ理解が深まると、今まで見えなかったものが見えるようになってくるものなのかもしれないですね。
ただ、少しずつなんだなーと。
まあ、当たり前といえば当たり前か。
1週間で進歩できるって羨ましい気もしますね。

そんなこんなで、息子の将棋漬けに影響された私は、羽生さんについてふとネットサーフィンしてみたのですが、
突然ですが、羽生さん、カッコいいですね!
奥さんも元芸能人ですが、面白い可愛い方だなーと。
とても動物が好きで、アヒルを家に飼っていたりするそうです。
しかも、2人の出会いがまた面白くて、
健康雑誌の対談で、動物好きの奥さんとあのムツゴロウさんが対談予定だったところ、
ムツゴロウさんが入院してしまい、ピンチヒッターとして羽生さんが現れたとのこと。
そこで意気投合したそうです。
お子さんも2人いらっしゃって、そろって才媛だそうな。
羽生さんも相当頭が良いんだなーと。分かってはいましたが、やっぱり相当ですね。
何より飄々とした雰囲気、気負わない感じが凄くいい。
『私は以前、才能は一瞬のきらめきだと思っていました。
けれど、今は十年とか二十年とか三十年とか同じ姿勢で同じ情熱を傾け続けられることが才能なんだと思っています』
羽生さんの言葉。いい言葉ですね。
調べていくうちに、羽生家の温かい雰囲気も伝わってきて、
すっかり羽生ファンになってしまいました。
息子はまだ将棋を始めて半年とちょっと。
さて、今の情熱をどれだけ保つことが出来るでしょうか?